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根が出ない?多肉植物の葉挿し、失敗を避けるコツ

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多肉植物の葉挿しは簡単にできると言われていますが、根が出ない、または出ても成長しないケースがよくあります。

この成長の問題について、植物の種類、季節、環境、土の状態など、さまざまな角度から原因を探ってみましょう。

この記事では、多肉植物の葉挿しの手順や、失敗を避けるコツをご紹介します。

葉挿しに最適な多肉植物の種類は?

エケベリア、カランコエ、クラッスラ、グラプトペタルム、セダム、パキフィツムなど、肉厚の葉を持つ多肉植物は、水分と養分をたっぷり蓄えており、葉挿しに向いていて失敗しにくいと言われています。

多肉植物の葉挿しの手順

多肉植物 葉挿し

まずは葉挿しの手順をステップ形式で見ていきましょう。

葉挿しの手順
  • STEP1
    多肉植物の葉を取る際は、軽く左右に動かしつつ、茎から慎重に分離しましょう。
    水やりを控えて葉を乾燥させておくと、葉は簡単に取れ、きれいに収穫できます。もしすでに取れた葉があれば、それを使用しても問題ありません。
  • STEP2
    葉の根本部分が傷ついていないか、潰れていないかを確認し、状態の良い葉を選びましょう。
    傷ついた葉は根付きにくく、枯れやすいので注意が必要です。
  • STEP3
    バットや皿など浅い容器に排水性の良い土を均等に敷き詰めます。
    挿し木用の土や多肉植物・サボテン専用の土が適していますが、乾燥した状態の土を選んでください。
  • STEP4
    土を用意したら、摘んだ葉を表面が上になるように並べます。
    葉挿しは、土に挿すのではなく並べるだけで、根が生えますので、土に埋めないように注意してください。
  • STEP5
    葉を並べたら、根や新芽が出るまで触らずにそのままにします。
    直射日光を避け、水やりも控えてください。
  • STEP6
    根が少し伸び始めたら、水やりを始めます。
    根が土の表面に見える場合は、軽く土をかけて覆います。
  • STEP7
    新しい葉が成長すると、元の葉は養分を吸収されて枯れます。枯れた元の葉は取り除いてください。

葉挿しに最適な時期は?

葉挿しに適した時期は、植物の種類によって異なります。

間違った時期に葉挿しをすると、根が生えなかったり植物が枯れてしまったりすることがあります。成長期に葉挿しをすると、根の成長が速く、育てやすくなります。

葉挿しをしたい植物の成長期を事前に調べるか、春や秋のような適した気候の時期に試してみましょう。

成長期がわからない場合は、夏や冬、湿度が高い梅雨の時期を避けるのが良いでしょう。

葉挿しの場所選びは?

多肉植物は通常、日光を好む植物ですが、葉挿しをする時は注意が必要です。

葉挿し中の多肉植物を直射日光にさらすと、葉が過度に乾燥してしまい、根が生える前にダメージを受けることがあります。

そのため、葉挿しをしている間は、直射日光を避け、良い通風と明るさを備えた半日陰の場所に置くことが最適です。

葉挿し時の葉の配置は?

多肉植物の葉挿しをする時、葉の配置はとても重要です。

配置を間違えると、根や新芽がうまく育たず、最悪の場合、光不足で植物が枯れることもあります。

光が十分に当たるように、葉を土の上に上向きに並べて置きましょう。表裏がわかりにくい葉は、横向きにしても大丈夫です。

複数の葉を同時に挿す時は、葉同士が干渉しないように間隔を空けて配置します。これにより、各葉が均等に光を受けられるようになります。

また、葉が重なると通気性が悪くなり、葉が湿ったままになる可能性があるので、適切な通気性を確保することも大切です。

さらに、葉挿しをする際は、葉の切り口が土に直接触れないようにすると良いでしょう。

これにより、切り口が腐るリスクを減らし、元気な根の成長を助けることができます。

使用する土の種類は?

多肉植物やサボテンの葉挿しには、良い排水性を持つ土を使うことがとても重要です。

これらの植物は過湿に弱く、根腐れしやすいので、排水性と保水性のバランスが取れた土が必要です。

赤玉土や鹿沼土を混ぜた土は、この条件に適しており、多肉植物やサボテンにとって最適な環境を作り出します。

古くなった土や長時間外に置かれた土を使うと、養分が足りなくなることがあります。新鮮な土を使うことで、根に必要な養分をしっかり吸収させ、丈夫な成長を促します。新しい土は、病気や害虫のリスクも減らす効果があります。

新しい土を使わない場合は、腐葉土や肥料を混ぜることで土の養分バランスを改善し、植物の成長をサポートできます。腐葉土は有機物が豊富で土質を良くし、肥料は必要な養分を補います。これらを適切に混ぜ合わせることで、多肉植物やサボテンが丈夫に育つ環境を整えることができます。

まとめ

葉挿しを成功させるためには、肉厚の葉を持つ品種を選ぶことが大切です。

特にエケベリア、カランコエ、クラッスラ、グラプトペタルム、セダム、パキフィツムなどの品種は、葉挿しに向いていて、失敗しにくいとされています。

葉を茎から分けるときは、丁寧に行い、根元が傷ついていないものを選びましょう。

葉挿しに最適な時期は、各品種の成長期に合わせた季節です。成長期がわからなければ、春や秋の穏やかな気候の時期に挑戦してみてください。

根がしっかりと生えるまでは、水を控えて、よく通風し、明るい日陰で管理しましょう。直射日光下では葉が乾燥し、根が生える前に枯れる可能性があります。

多肉植物やサボテン用の排水性の良い土を、浅めの容器に入れて、葉を上向きにして並べます。根がしっかり生えたら、水やりを始めましょう。

多肉植物の葉挿しは初心者にも簡単にできますが、時にはうまくいかないこともあります。これらのポイントを守って、お気に入りの植物を増やしてみましょう。

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